映画『マイティ・ソー』はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズの4作目。
北欧神話をモデルとしたファンタジー色の強い作品となっております。本作の主役、雷神ソーを演じるのは、当時若手で無名だったクリス・ヘムズワース。
彼の鍛え上げられた肉体が屈強なソーのキャラクターとマッチしており、今作の大ヒットも相まって一躍ハリウッドスターの仲間入りを果たしました。
本記事は神話をテーマにした神々達の戦いを描いた作品、映画『 マイティ・ソー 』をご紹介いたします。
あらすじ
神の国<アスガルド>で無敵の強さを誇る戦士ソー。アスガルドの王位継承の戴冠式の日、氷の巨人達に式典を台無しにされ、怒りを抑えきれず氷の巨人らへの報復としてヨトゥンヘイムで乱闘し、アスガルドとヨトゥンヘイムの休戦協定を不安定にしてしまう。あまりの傲慢さゆえに神々の王である父の怒りに触れ、最強の武器“ムジョルニア”と全ての力を奪われて人間界へ追放されてしまう。地球に落ちたソーは、天文学者のジェーンら人々に出会い人間の弱さや痛みに触れ、徐々に真の強さを学んでゆく。その一方、氷の巨人による陰謀で神の国は危機に瀕し、さらに恐るべき敵がソーを抹殺すべく地球に迫ろうとしていた。力を失ったソーは地球と神の国を守るために戦いへと立ち上がる。
予告映像
登場人物 (キャスト)
ソー・オーディンソン
(クリス・ヘムズワース / 日本語吹き替え 三宅健太)
惑星アスガルドの第1王子。アスガルド人の容姿は地球人と全く同じだが、長寿で驚異的な身体能力が特徴。ソーはアスガルド人の中でもパワー、耐久力ともにトップクラスであり、武器に飛行機能、雷撃を発する極めて高い強度のハンマー“ムジョルニア”を持つため、アスガルド最強と称されるほどの戦闘力を持つ。北欧神話の雷神“トール”のモデル。
ジェーン・フォスター
(ナタリー・ポートマン / 日本語吹き替え 坂本真綾)
天文物理学者。ニューメキシコでオーロラを観測中に発生した磁気嵐の中でソーと出会い、交流を深めていく中でお互いに惹かれ合っていく。
ロキ
(トム・ヒドルストン / 日本語吹き替え 平川大輔)
アスガルドの第2王子にして、ソーの弟。 母のフリッガから教わった魔法の使い手であり、特に幻術で敵を惑わせる戦法を常用する。北欧神話の悪戯の神“ロキ”のモデル。
オーディン
(アンソニー・ホプキンス / 日本語吹き替え 浦山迅)
アスガルドの国王。ソー、ロキの父親。自身の強力なパワーを失うと“オーディンの眠り”につくが、この世のすべてを見通す力を持つことから昏睡中でも外界の様子を察知できる力も持つ。北欧神話の主神にして、戦争と魔術を司る全能の神“オーディン”のモデル。
フリッガ
(レネ・ルッソ / 日本語吹き替え 滝沢久美子)
アスガルドの王妃。夫のオーディンと共に、ソーとロキを分け隔てなく育てた良妻。熟練した魔女でもあり、有事の際に必要とあらば自らも優れた剣術と幻術を披露して戦う実力者。北欧神話の女神“フリッグ”のモデル。
ヘイムダル
(イドリス・エルバ / 日本語吹き替え 斉藤次郎)
アスガルドの戦士にして、ビフレスト(他の世界への移動時にのみ発生するエネルギー体の橋)とヘミンビョルグ(ビフレストを起動する場所)の番人。千里眼であるオレンジ色の瞳で宇宙中の星々のあらゆる出来事を見据え、遥か遠方にいる者の思念を感じ取ることができる。北欧神話の光の神“ヘイムダル”のモデル。
ラウフェイ
(コルム・フィオール / 日本語吹き替え 水野龍司)
氷の巨人の王で、惑星ヨトゥンヘイムの支配者。アスガルドと長年に渡り休戦協定を結んでいる。北欧神話の巨人“ラウフェイ”のモデル。
エリック・セルヴィグ
(ステラン・スカルスガルド / 日本語吹き替え 金子由之)
天文物理学者。ジェーンの亡くなった父の同僚だったことから、彼女の父親替わりの良き理解者。出会ったソーにビールを奢って飲み交わし、彼の地球での親しい友人の一人となった。
ダーシー・ルイス
(カット・デニングス / 日本語吹き替え 田村睦心)
ジェーンの親友である女性。単位取得の為にジェーンの研究に助手として協力。
シフ
(ジェイミー・アレクサンダー / 日本語吹き替え 北西純子)
アスガルドの戦士。幼馴染でもあるソーへ密かに想いを寄せる女性である。
ホーガン
(浅野忠信 / 日本語吹き替え 浅野忠信)
惑星ヴァナヘイム出身の戦士。ウォーリアーズ・スリーの一人。ソーの友人
ヴォルスタッグ
(レイ・スティーヴンソン / 日本語吹き替え 咲野俊介)
アスガルドの戦士。ウォーリアーズ・スリーの一人。ソーの友人
ファンドラル
(ジョシュア・ダラス / 日本語吹き替え 小松史法)
アスガルドの戦士。ウォーリアーズ・スリーの一人。ソーの友人
フィル・コールソン
(クラーク・グレッグ / 日本語吹き替え 村治学)
S.H.I.E.L.D.のエージェント。
クリント・バートン
(ジェレミー・レナー / 日本語吹き替え 阪口周平)
S.H.I.E.L.D.のエージェント。狙った標的に放った矢を百発百中で命中させる驚異的なアーチャー。コールソンから、ソーの対処命令を受けて弓を構える。
監督
ケネス・ブラナー
代表作:
ヘンリー五世 Henry V (1988年) 監督・脚本 ・主演
ハムレット Hamlet (1996年) 監督・脚本・主演
シンデレラ Cinderella (2015年) 監督
オリエント急行殺人事件 Murder on the Orient Express (2018年) 監督・製作・主演
ナイル殺人事件 Death on the Nile (2022年) 監督・製作・主演
公開情報
上映時間 : 114分
公開日 : 日本 2011年7月2日
: アメリカ 2011年5月6日
見どころ
主役のソーはアスガルドの王子であり向かうところ敵無しであるが故、傲慢で粗暴、自分勝手な性格です。そんな彼があることがきっかけでアスガルドを追放、神の力を失いながらも助けてくれた地球人のジェーン達と関わっていく中で、優しさや謙虚さ、そして愛を学びます。神失格の男が本物のヒーローに成長していく姿は胸熱です。
ソーを中心とした人間ドラマも魅力的です。粗暴で自分勝手だが内に秘めた優しさに強く心惹かれるジェーンや、ソーを慕っているシフ達はアスガルドに連れ戻そうと躍起になったり、好戦的なソーを次期王を託すことに心配な父オーディンの心情、自分には無いものを持ち合わせている兄に対して嫉妬する弟ロキなどさまざまな感情が本作をより楽しめる要素となっております。
地球人ではないキャラクターが出た初めてのMCU映画ということもあり、ヒーロー、ヴィラン共に規格外のスーパーパワーを繰り出しています。超パワー、超耐久力、魔法と言ってしまえばなんでも有りなド派手バトルが楽しめます。ソーが最強のハンマー “ムジョルニア” をぶん回すシーンは、ここに全アクション予算をつぎ込んだのではと?と考えがよぎったほどです。
本作もアイアンマン、ハルク達と世界観を共有するユニバース作品です。パワーバランスが心配になる方もいるかもしれませんがマーベルスタジオはそこのさじ加減が上手いので安心してください。今回、
地球外からのヴィランの出現によりS.H.I.E.L.D.は外宇宙からの危機意識が強く芽生えました。これが今後のMCU作品に影響してくるのでそこも楽しみにしていただきたいです。
配信サービスの紹介
下記に動画配信サービスを比較した記事がありますのでこちらも参考にしていただけたら幸いです。
【VOD】動画配信サービス比較紹介
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