ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
原題 : Guardians of the Galaxy

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』はマーベル・シネマティック・ユニバース（ＭＣＵ）シリーズの10作目であり、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの1作目になります。

ピーター・クイル / スター・ロード役で主演を務めたのは、『マネーボール』『her/世界でひとつの彼女』などに出演していたクリス・プラット。監督は『スーパー!』のジェームズ・ガン。

公開当時はマーベルコミックスであまり知られていないタイトルだったにもかかわらず、批評家から高評価、また興行収入は全世界で7億ドル超えの大ヒットを記録。

宇宙のはみ出し者たちが、巡り巡って銀河を救うヒーローチームとして大奮闘する本作、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をご紹介いたします。

幼くして地球から誘拐され、宇宙をまたにかけるトレジャー・ハンターとなったピーター・クイル。彼がハイテク武器と一緒に肌身離さず持っているのは、亡き母の形見の70年代ヒット曲入りウォークマン。そんな彼がある日、巨万の富を夢見てパワーストーン＜オーブ＞を盗み出す。だが、銀河を滅亡させるほどの恐ろしい力を持つオーブを狙う悪党たちから追われる羽目になってしまう。そして、それをきっかけに、賞金稼ぎのアライグマのロケットとその相棒の樹木型ヒューマノイドのグルート、妻子の復讐を誓う狂暴な男ドラックス、そして美しく危険な暗殺者ガモーラたちと出会う。時を同じく、ザンダー星が破壊され銀河を滅亡に陥れようとする動きを感じたピーターは、この4人を説得、お尋ね者で負け犬の彼らは銀河を救う為に、宇宙最凶チームとなって立ち上がることを決意する。宇宙の存亡をかけた戦いに巻き込まれた彼らは、この100％勝ち目のない無謀すぎる戦いに勝利するのか、果たして“銀河の守護者”になれるのだろうか？

予告映像

登場人物 (キャスト)

ピーター・クイル / スター・ロード

(クリス・プラット / 日本語吹き替え　山寺宏一)

“スター・ロード”と名乗って銀河中を飛び回るトレジャーハンター。また宇宙海賊”ラヴェジャーズ”の一員。少年時代の1988年に、ラヴェジャーズによって拉致され、その後リーダーのヨンドゥに育てられた。宇宙を滅ぼしかねない強力な力を持つパワー・ストーンが納められたオーブを手にしたことから、ロナンの企みに巻き込まれ、同時にその最中に出会ったガモーラやドラックスたちと行動を共にするようになり、個性の強い彼らと幾度となく揉めながらも、確かなリーダーシップを発揮して、“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”を結成する。

ガモーラ

(ゾーイ・サルダナ / 日本語吹き替え　朴璐美)

惑星“ゼホベリ”出身の緑色の肌と、半分赤紫色のロングヘアーが特徴。銀河最大の支配者であるサノスによって両親を殺され、彼の養女として訓練を施された暗殺者。クイルやロケットたちとオーブを売り払って手にした大金を山分けしようと結託し、後にガーディアンズの一員となった。そしてロナンらとの戦いの中でクイルたちを徐々に本当の仲間と認めていく。

ドラックス

(デイヴ・バウティスタ / 日本語吹き替え　楠見尚己)

“キルン刑務所”で最も恐ろしい囚人として周囲から畏怖されていた戦士。ロナンを倒すためガーディアンズの一員となり、クイルたちへの友情を深めていく。

グルート

(ヴィン・ディーゼル / 日本語吹き替え　遠藤憲一)

驚異的な再生能力を持つ植物型ヒューマノイドのプラネットX星人。「私はグルート」としか喋れないが、親友のロケットのみは彼の意思を理解でき、周囲の人物に通訳している。ロケットと共に賞金稼ぎコンビとして宇宙を旅していたある日、ザンダーで賞金首となったクイルを捕獲しようと行動したことから、本作の一件に巻き込まれ、クイルたちとガーディアンズを組むことになる。

ロケット

(ブラッドリー・クーパー / 日本語吹き替え　加藤浩次)

アライグマの姿をした百戦錬磨の傭兵兼賞金稼ぎ。グルートとは賞金稼ぎコンビを組む親友兼相棒である。グルートと同様の理由で本作の一件に巻き込まれ、紆余曲折の末にガーディアンズへと加入する。

ヨンドゥ・ウドンタ

(マイケル・ルーカー / 日本語吹き替え　立木文彦)

宇宙海賊”ラヴェジャーズ”のリーダー。幼い頃に拉致したクイルを育てた人物でもあり、彼とは義理の親子のような間柄である。愛用する“ヤカの矢”一本のみで周囲の敵を一掃するほどの実力者。

ロナン・ジ・アキューザー

(リー・ペイス / 日本語吹き替え　白熊寛嗣)

本作のメインヴィランである、クリー人の将軍。かつてはクリー帝国で最も力のある軍事指導者の一人だったが、ザンダーと平和条約を結んだクリー帝国を弱腰と断じてサノスと結託。仇敵ザンダー星人の根絶のためにノバ軍の各基地を破壊すると同時にオーブ入手を目論む。

ネビュラ

(カレン・ギラン / 日本語吹き替え　森夏姫)

サノスに殺し屋として育成・身体改造された“ルフォモイド人” で、ガモーラの義妹。サノスの命でロナンの部下として働く。

コラス・ザ・パーサー

(ジャイモン・フンスー / 日本語吹き替え　乃村健次)

ロナンの部下であり、サイバネティックス強化を受けたハンター。

タニリーア・ティヴァン / コレクター

(ベニチオ・デル・トロ / 日本語吹き替え　石住昭彦)

ノーウェアを拠点とし、銀河中から珍しい遺物や様々な生物を収集・保管する不老不死の宇宙人。

イラニ・ラエル

(グレン・クローズ / 日本語吹き替え　一柳みる)

銀河の秩序を司る星”ザンダー”を本部とした、ノバ軍警察の指揮官。銀河の平和と秩序を憂い市民の安全を第一としながら、ザンダー星のみならず銀河全体の平和を願う。

ローマン・デイ

(ジョン・C・ライリー / 日本語吹き替え　大滝寛)

ノバ軍警察の将校。

クラグリン・オブフォンテリ

(ショーン・ガン / 日本語吹き替え　土田大)

宇宙海賊”ラヴェジャーズ”の一等航海士兼船長補佐を務める、長身痩躯のザンダー星人。

メレディス・クイル

(ローラ・ハドック / 日本語吹き替え　宮島依里)

ピーター・クイルの母親の地球人。冒頭の26年前での場面で既に脳腫瘍に侵され余命幾ばくも無い状態となっていた。

サノス

(ジョシュ・ブローリン / 日本語吹き替え　銀河万丈)

『アベンジャーズ』で、ロキと配下のチタウリを地球へ侵攻させた張本人の“タイタン星人”。ガモーラとネビュラの養父。本作ではロナンと盟約を結び、彼にオーブの回収を指示する。

監督

ジェームズ・ガン

代表作:
スクービー・ドゥー Scooby-Doo（2002）脚本・原案
ドーン・オブ・ザ・デッド Dawn of the Dead（2004）脚本
スーパー! Super（2010）監督・脚本・出演
ブライトバーン/恐怖の拡散者 Brightburn（2019）製作
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 The Suicide Squad （2021）監督・脚本

公開情報

上映時間 : 122分

公開日 : 日本　　　2014年9月13日
　　　 : アメリカ　2014年8月1日

見どころ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は『アベンジャーズ』公開以降で初めての新ヒーロー映画であると同時に、新ヒーローチームの結成を描いた作品です。

個性的なはみ出し者達の掛け合いによる面白さもありつつ、個人個人のバックボーンを感じさせるストーリーも秀逸。しかも登場人物のほとんどが異星人、舞台も異星であるにも関わらずというのに驚きです。人間味のある登場人物や、70年代を中心とした選曲、痛快なノリが、遠い銀河と私たち視聴者を一気に繋いでくれてるのかもしれませんね。

SFアクションとノスタルジーな音楽をミックスさせた群像劇。大人も子供も観たらワクワクが止まらない王道路線。笑って泣ける娯楽映画のお手本のような作品になっております。