映画『ドクター・ストレンジ』はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズの14作目。フェーズ3の作品群に該当します。
MCU世界において本格的に魔術を駆使した作品となっております。
(最初に魔術を使用した作品は『マイティ・ソー』)
本作の主役、ドクターストレンジことスティーヴン・ストレンジを演じるのは、『SHERLOCK』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』など人気作品に出演している名優ベネディクト・カンバーバッチ。
本記事は魔術・魔法をテーマにした魔術師の戦いを軸に、ストレンジが医師から魔術師ヒーローに至る過程を描いた作品、映画『 ドクター・ストレンジ 』をご紹介いたします。
あらすじ
傲慢で天才的な外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なわれ、全てを失ったスティーヴン・ストレンジ。絶望の淵にあった彼が最後にたどり着いたのは、人知を超えた“魔術”の力。自分の手を治すために魔術の修行に励む中、しだいに強大な敵との戦いに巻き込まれていく。しかし、医師として人の命を救うことへの誇りを持つ彼は、敵であっても人を傷つけたくない。医師ゆえに敵ですら傷つけられないということに葛藤する…
予告映像
登場人物 (キャスト)
スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ
(ベネディクト・カンバーバッチ / 日本語吹き替え 三上哲)
医師から魔術師に転身する本作の主人公。
さまざまな医療知識に精通し、天才的な医術を持つ神経外科医だったが、交通事故で両手麻痺となる。
両手を治すべくエンシェント・ワンに弟子入りし、そこで魔術師として驚異的な成長を見せる。
闇の勢力から世界の危機を救うために、まだ未熟ながらも魔術師として立ち上がる。
クリスティーン・パーマー
(レイチェル・マクアダムス / 日本語吹き替え 松下奈緒)
ストレンジの元恋人。
メトロポリタン総合病院に在籍する救急救命医でストレンジが唯一心を許せる人物。
カエシリウス
(マッツ・ミケルセン / 日本語吹き替え 井上和彦)
本作のメインヴィランである魔術師。
闇の力を狂信し、エンシェント・ワンに背いて離反した魔術師の一団“ゼロッツ”を率いる。
死を克服し時間を超越した力と永遠の命に魅入られ、この世界を暗黒次元へと引きずり込もうと暗躍する。
エンシェント・ワン
(ティルダ・スウィントン / 日本語吹き替え 樋口可南子)
カマー・タージの主にして、至高の魔術師“ソーサラー・スプリーム”の称号を持つ魔術師。
その魔力は魔術師の中でも最強を誇り、カエシリウスたちを圧倒する程の実力を持つ。
モルド
(キウェテル・イジョフォー / 日本語吹き替え 小野大輔)
カマー・タージで修行を積む魔術師で、エンシェント・ワンを強く信頼している忠実な弟子。
ストレンジを暴漢から救い、カマー・タージへと招いて彼の兄弟子兼お目付け役となる。
ウォン
(ベネディクト・ウォン / 日本語吹き替え 田中美央)
カマー・タージの書庫を管理・守護する魔術師。
彼もまた、ストレンジにアドバイスをしてくれる良き導き手。
ルシアン・アスター / ストロング・ゼロッツ
(スコット・アドキンス / 日本語吹き替え 祐仙勇)
ゼロッツの一員である男性の魔術師で、カエシリウスの弟子たちの中心的存在。
弟子たちの中でも最も強力な魔力と身体能力を有し、足技を中心としたアクロバティックな格闘技を用いて戦う。
ハミヤ
(トポ・ウェルネスニーロ)
カマー・タージの左前腕が欠損している老魔術師で、エンシェント・ワンからは“マスター・ハミヤ”と呼ばれる。
ニコデマス・ウエスト
(マイケル・スタールバーグ / 日本語吹き替え 志村知幸)
ストレンジやクリスティーンの同僚の医師で、両者からは“ニック”と呼ばれることもある。
ジョナサン・パングボーン
(ベンジャミン・ブラット / 日本語吹き替え 根本泰彦)
事故で下半身不随に陥ったものの、エンシェント・ワンの下で魔術を身につけ、歩けるようになった男性。現在は鉄工所で働き、バスケットボールを楽しめる程にまで回復しており、ストレンジが自分と同じ境遇に陥っているのを見て、カマー・タージに行くよう助言する。
監督
スコット・デリクソン
代表作:
ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ Hellraiser: Inferno (2000年) 監督・脚本
地球が静止する日 The Day the Earth Stood Still (2008年) 監督
フッテージ Sinister (2012年) 監督・脚本・製作総指揮
公開情報
上映時間 : 115分
公開日 : 日本 2017年1月27日
: アメリカ 2016年11月4日
見どころ
本作のみどころはなんといっても魔術による映像美ですね。空間を万華鏡のように捻じ曲げてしまうほの魔術は圧巻のヴィジュアル!戦闘アクションもハリーポッターなどのビームを出す魔法と違い、魔法陣を形成してそれを武器や盾として使用する体術と魔術の合わせ技が、もっさりせずスタイリッシュでかっこいいです!
新ヒーローのオリジン作品ということもあり、主人公ストレンジの成長過程もしっかり描かれています。周りの人間に対して傲慢で不器用な彼がどう変わっていくのか。そもそもドクターから魔術師に何故なったのかを是非ご覧いただきたいです。
キャストもかなり豪華です。ストレンジの元恋人クリスティーン・パーマーをレイチェル・マクアダムス(出演作:きみに読む物語)、至高の魔術師エンシェント・ワンをティルダ・スウィントン(出演作:コンスタンティン)、本作ヴィランのカエシリウスを“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン(出演作:ハンニバル)が演じており、ヴィジュアルや存在感が凄まじいです。
魔術、時間、次元の概念はMCU作品群に新しい風を吹き込んだ作品と言えるでしょう。特に次元は作品の重要な要素になっておりまして、それが今後のMCUに多大な影響を与えてくれます。原作コミックスではお助けマン的立ち位置のストレンジですので、今後ヒーローとの絡みにも期待しましょう。
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